私のコト
高級住宅地の大きな家に高級車を並べ
優秀な息子に
可愛い娘
誰が見てもセレブに違いない今の私
そんなハリボテな生活も長く続けているとそれなりに様になってくる。
まわりにいるセレブな種類の人たちは何の疑いもなく私を同種だと思っているようだ。
本当に上品ですね。
と誉められることも何度もある。
もし生まれながらにしてセレブだったら、何の苦労もなく当たり前のようにそれらは身に付いていたんだろうか?
この家に嫁いできて以来、姑にバカにされながらも、私は死に物狂いでこの家の人間になるべく努力をした。
今となっては滑稽にも思えるが、当時自分が最も上品で美しいと思う女優さんを徹底的にコピーした。
話し方、立ち振舞い、その身のこなしを全力で完コピした。
それが今のわたし(笑)
実のところ
私はあまりにも残念な家に生まれ落ちている。
働かない父
ノイローゼの母
もう一つずつ付け加えると
ネグレクトの父に
毎日殴る蹴る暴言の虐待魔の母
今、どう冷静に考えても本当に残念な家だ。
あまりにも過酷な子ども時代。
『人は、産まれながらにして平等なのです』
と、あのスピリチュアルカウンセラーの先生のお言葉が真実だとすれば、
私の不幸の大部分は子供時代に終わったのかもしれない。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。